
12月8日、日経メディカルの副編集長、石垣恒一氏が当プロジェクトを取材するため訪問されました。
大河内先生が当プロジェクトの研究について詳細に説明しました。
本プロジェクトメンバーである工藤博幸教授らが、JST先端計測分析技術・機器開発プログラムに採択され、世界初の圧縮センシング(CS, Compressed Sensing)画像再構成ソフトウェアISER(Iterative SEries Reduction)を製品化(筑波大学とJSTからプレスリリース)、1/10の撮影枚数で電子線CTを実現
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本プロジェクトメンバーである工藤博幸教授は、JST先端計測分析技術・機器開発プログラムに採択され、(株)システムインフロンティア、九州大学、東北大学と共同で、世界で始めて、圧縮センシング(CS, Compressed Sensing)法による画像再構成アルゴリズムISER(Iterative SEries Reduction)を搭載した電子線CT(コンピュータトモグラフィー)用ソフトウェアを製品化しました。この製品により、3次元再構成に必要な撮影枚数を従来の1/10から1/20程度に減らすことが可能となり、撮影時間の大幅短縮のみならず、電子線CT観察のネックとなっていた、電子線損傷、試料汚染といった問題の解決が期待されます。筑波大学とJSTから10/14にプレスリリースされました。
たった13枚の傾斜像から再構成したFe-
詳細は以下のプレスリリースサイト等を御覧ください。
* JSTプレスリリースのサイト http://www.jst.go.jp/pr/
* 筑波大学プレスリリースのサイト
https://www.tsukuba.ac.jp/
* TEMographyのサイト https://www.temography.com/
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工藤博幸教授が『
業績により電子情報通信学会フェローの称号を贈呈されました.
(内容)
工藤博幸教授は、X線CT/PET(ポジトロンCT)/
ピュータトモグラフィにおいて測定した投影データから断層像を生
の研究を専門としており、
ました。平成26年7月に、長年の研究業績が認められ、『
ける断層像再構成法の先駆的研究』
を贈呈されました。贈呈式は2014年9/24(水)
島において行われました。また、2015年3/2(月),3(
ラム@石垣島において、フェロー受賞記念講演が行われます。
をより詳しく記した推薦文です。
CT/PET/SPECTなどの医用イメージング装置において、
て断層像を生成する画像再構成法は重要な基盤技術であり、
で画像再構成の方法論やソフトウェアの進歩が現代の高性能イメー
もたらしたと言える。工藤氏は、
イメージング装置開発が本格的に始まった1980年代後半から画
組み、主に以下の顕著な業績を挙げた。
(1) コーンビームCTにおける画像再構成法の先駆的研究
(2) インテリアCTにおける画像再構成法の先駆的研究
(3) 異分野融合型の新しい枠組みに基づく次世代画像再構成法の考案
得られた研究成果は当該分野を世界的にリードしたばかりでなく、
されたものや新方式の装置開発に結びついたものも幾つか存在する
工藤氏の主要な研究成果は高インパクトファクターの国際雑誌に論
用回数(2014年8月現在、Web of Science 1,241回、Google Scholar 2,503回)を得ており、
当該分野における世界的に有数の優れた研究者と評価されている。
ける主要な最高峰国際会議のプログラム委員を常連で務めている。
藤氏の研究成果は長年の未解決問題の解決や過去に例がない新しい
法の構築などブレークスルーに相当する本質的な内容が多く、
と評価される。国内的な視点では、
執筆や新装置開発を積極的に行い、日本医用画像工学会誌『
編集委員長を務めるなど、
究者である。